虚妄の世界。

2008年秋サブプライムローンの破綻を機にリーマン・ブラザーズが倒産し世界不況を経てわずか十数年、いまも米国では怪しげな金融商品が販売され日本の金融機関がせっせと購入しているらしい。また実態のない仮想通貨なるものも誕生し群がる人々。アートの世界でも稚拙な作家バンクシーが世界のニュースになり何億もの値段で落札される。またジェフ・クーンズの人参を持ったうさぎの彫刻が100億円で落札されたとか仏のTVニュースで作品をみたおじさんが「こんなものは遊園地に置けばいい」と答えていたが同感！芸術の感動とはかけ離れたバカバカしい虚妄の世界。「裸の王様」ですよと知らせ気づくのは一体いつだろう？